桜の便りが待ち遠しいこの頃、お子さんたちは春休みを満喫し、新しい学年や生活に向けて胸を膨らませていることでしょう。
私たちの元にも、卒業式を無事に終えられたという温かいご報告が、たくさん届いています。支援中の方からはもちろん、すでに支援を卒業されたご家族からもご連絡をいただき、その度に感慨深い気持ちになります。
もちろん、すべての道のりが平坦だったわけではありません。卒業という節目を前に、様々な困難や葛藤を経験されたケースもありました。卒業を最優先にするのか、それともその先の進路を重視するのかで、支援の方向性も大きく変わってきます。それでも、義務教育である中学校までは、多くのお子さんがこの春、一つの区切りを迎え、新たな扉を開こうとしています。
特に、小学生や中学生時代に不登校を経験し、そこから再び学校に通えるようになり、無事に卒業式を迎えたお子さんの親御さんの喜びは、言葉では言い表せないほどです。卒業式が終わってからお電話くださった親御さんが、

まさか、うちの子がこんな立派な姿で卒業式に出られるなんて、夢にも思っていませんでした。不登校で苦しんでいた時期が嘘のようです。

不登校だった頃は、卒業式に出席することさえ想像できなかった。まさか、自分の子どもが卒業式の席に座っているなんて、まるで奇跡のようだ。
と話してくださいました。その言葉に私も胸が熱くなりました。
不登校期間中のご苦労、そして復学後の継続登校までの道のりを間近で見守ってきた私にとっても、お子さんと親御さんの努力が実を結び、本当に嬉しく、報われた気持ちになります。
さらに、以前支援させていただいた方々からは、大学への進学が決まったという嬉しい知らせや、社会人として新たな一歩を踏み出すという力強い報告も届いています。先日には、結婚のご報告までいただき、時の流れを感じるとともに、卒業されたお子さんたちが立派な大人になっていることに改めて感動しました。
支援をご卒業された方のお子さんが、中学卒業そして第一志望校である高校に無事合格が決まったという嬉しいお知らせをくださいました。その方がおっしゃっていた言葉が印象的だったので、ここでご紹介させていただきます。

今の時代、不登校は無理に行かせない時代ですが、子どもの入試で苦しんでいる顔、入試が終わって解き放たれた顔、合格発表の後の笑顔、卒業式での笑顔が見れたこと、私は復学してくれてよかったと思っています。
復学がすべてだとは思いませんが、あの時親子で家族で一生懸命頑張ったからこその今がある、そう私は感じました。
卒業を迎えるお子さんたちは、4月からそれぞれの新しい道へと進みます。小学生から中学生へ、中学生から高校生へ、高校生から大学生へ、あるいは社会へ、専門学校へ……進む道はそれぞれですが、どのお子さんも、自分の心と向き合い、自分が一番輝けると思える未来に向かって、希望に胸を膨らませていることでしょう。
不登校という経験があっても、お子さんが前向きに進路を選べるのであれば、それが何より素晴らしいことです。しかし、不登校であることで、将来に対して希望を持てず、塞ぎ込んでしまうこともあるかもしれません。そんな時、一歩踏み出す勇気を持てるように、私たちはこれからも全力でサポートしていきたいと思っています。
「えいや!」と社会に飛び込んだ先が、再び学校という場所であるお子さんも、そうでないお子さんも、一人でも多くの方が笑顔で卒業式を迎えられるように。そのために、私たちはこれからも支援を続けていきます。
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